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アウトプットの時代が終わる
長い間、見た目をつくるアウトプットのデザインに価値がありました。誰が作ったかより、何ができたか。けれどAIが、それらしいものを無限に生み出すようになった今、アウトプットそのものの希少性は、静かに失われていきます。
AIが、それっぽいものをいくらでもつくれる時代に。これからのデザインの価値は、どこへ向かうのか。私たちの考えを、五つの問いに沿って書きました。
長い間、見た目をつくるアウトプットのデザインに価値がありました。誰が作ったかより、何ができたか。けれどAIが、それらしいものを無限に生み出すようになった今、アウトプットそのものの希少性は、静かに失われていきます。
量産できないものがあるとすれば、それは「この会社は、こう考える」という一貫した態度です。何を大切にし、何を選びとるか。その積み重ねが、ブランドの人格になります。
人格のあるブランドには、ファンがつきます。一度きりの取引ではなく、長く続く関係が生まれます。私たちがデザインしたいのは、その関係そのものです。
人格は、一回のロゴ制作では宿りません。企業の皆さまの言葉を聞き、らしさを見つけ、社内に根づかせ、外に届けていく。時間のかかる仕事です。だから私たちは、つくって終わりではなく伴走型の取り組みをしています。
すべてのデザインを私たちが制作すべきとは考えていません。これからのデザインは、つくり手の周りにいる人や環境までを含めてデザインと捉える必要があります。表に出る表現は、その時々で最適な布陣を相談し、外部のつくり手の方の協力もかかせません。私たちが必ず担うのは、らしさを見つけ、社内に根づかせること。お客さまに一番近い私たちだからこそ、できることだと思っています。